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■Javaの配列について
配列はデータの集合であり、添え字(数字)で個々の要素を区別することができます。 配列内のデータアクセスは高速で行うことができますが、挿入・削除には時間がかかるのが特徴です。 配列は、1次元だけではなく2次元などの多次元配列もつくることができます。 2次元配列では、a[i][j]などの方式で添字を指定します。
Javaの配列は静的配列であり、機能に制限があります。 Javaの配列は、決まった要素数しか格納できない静的配列で、要素数(長さ・サイズ)を決めると、後で要素数を変更(値の挿入・削除)することはできません。 また、配列に格納できる値は、同じデータ型の値に限定されています。
Java言語に組み込まれている配列の機能は制限が多く使いにくいので、クラスライブラリで提供されている機能を利用することが多いのが実情です。 java.utilパッケージのArrayListやHashMapなどは、要素数によって自動的にサイズが拡張し、値を挿入したり削除したりできます。
■Java言語における配列の使い方と制限事項
Javaの配列には以下の制限事項があります。
1.配列の要素番号は、0から始まる連番になります。
2.初期化(代入)する前に、要素数(長さ・サイズ)を指定する必要があります。
3.一度、要素数(長さ・サイズ)を決めると、後で要素数を変更することはできません。サンプルソースコード class HAIRETU { public static void main(String args[]) { String str1[] = {"1","2","3"}; System.out.println( str1[0] ); System.out.println( str1[1] ); System.out.println( str1[2] ); String str2[] = new String[3]; str2[0] = "1"; str2[1] = "2"; str2[2] = "3"; System.out.println( str2[0] ); System.out.println( str2[1] ); System.out.println( str2[2] ); } }
上記のJavaプログラムを実行すると、「1、2、3」、「1、2、3」の6行が表示されます。 「String str1[] = {"1","2","3"};」では、配列の型宣言と初期化(代入)を同時に行っています 。 「String str2[] = new String[3];」では、配列の型を先に宣言して、後で初期化(代入)しています 。
■配列の要素数(長さ・サイズ)を取得する方法
配列の要素数(長さ・サイズ)を取得する方法を説明します。 Javaで、配列の要素数(長さ・サイズ)を取得するには、「length」を記述します。
サンプルソースコード class HAIRETU { public static void main(String args[]) { String str0[] = {}; System.out.println( str0.length ); String str1[] = {"1","2","3"}; System.out.println( str1.length ); String str2[] = {"1","2","3","4","5"}; System.out.println( str2.length ); } }
上記のJavaプログラムを実行すると、配列の要素数である「0、3、5」が表示されます。 これを利用して配列の長さの分、処理を繰り返すことなどが可能です。 Javaプログラミング講座(入門編)に掲載した事項のまとめとして、練習問題プログラムを用意しました。 サンプル・テンプレートとしても、ご利用いただけます。
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