■Javaプログラム開発の流れ

Javaプログラムは、プログラミング（Javaファイルの作成）して、コンパイルすることで実行可能になります。 コンパイルとは、Javaなどのプログラミング言語を、コンピュータが解読できる形式に変換することです。 Javaファイルを作成して、コンパイルするとclassファイルが作成されます。

Javaのクラスファイルを作成して、コマンドプロンプトからコンパイルする方法と、クラスファイルを実行する方法を分かりやすく説明しています。 環境設定については、Javaが開発できる環境に設定するをご覧ください。

■Javaファイルの作成と編集（コーディング）

まずは、テキストファイル（○○○.txt）を新規作成します。 その後で、テキストファイル名を○○○.javaに編集します。 Javaクラスファイルの拡張子は「java」で、ファイル名は「クラス名.java」となります。 拡張子が表示されていないと、不便ですので、拡張子を表示します。拡張子の表示方法はこちら

Javaクラスファイルは、Eclipseやテキストエディタ（サクラエディタなど）で編集します。 （Java開発ソフトの紹介はこちら） EclipseはJavaの開発者を中心に、広く利用されている統合開発環境です。 サクラエディタは、フリーソフトでありながら、多くの機能を備えているテキストエディタです。

ある程度Javaプログラミングに慣れてきたら、とても便利なのでEclipseを利用すると良いでしょう。 しかし、はじめてJava開発する場合は、以下の理由により「テキストエディタ」での編集をおすすめします。
　・補完機能に頼りすぎてしまうため、意識しないと覚えることができなくなる。
　・Javaクラス間を簡単にトレースできるため、ソースコードを読み取る力がつきにくい。
　・Eclipseはテキストエディタと比較すると、PCのCPUパワーやメモリを消費する。

■Javaのクラス名とコメントの記述例

例えば「Hello.java」ファイルを作成して、サンプルソースコードの様に内容を編集したとします。 どの様な場合でも、Javaクラスファイル先頭の「class クラス名」とファイル名の「クラス名.java」のクラス名にあたる部分は、同じにする必要があります。

１行だけコメント化する場合は「// コメント」のように記述します。「//」より右はコメントとみなされ、処理に影響しません。 複数行にわたってコメント化したい場合は、「/* コメント */」の様に、コメントを開始「/*」と終了「*/」で囲みます。

class Hello {
   public static void main(String args[]) {
      /* コメント */
      System.out.println("はじめてのJava実行");// コメント
   }
}

編集した「Hello.java」ファイルを以下の様に配置します。 写真の例では、Cドライブ直下に「Java演習」フォルダを配置しています。

■Javaクラスをコマンドプロンプトでコンパイル

コマンドプロンプトを起動し、コマンドを入力してコンパイルします。

スタート→アクセサリ→コマンドプロンプトを選択すると、コマンドプロンプトを起動できます。

コマンドプロンプトで、「cd C:\Java演習」と入力し、Enterを押下します。 「cd」は参照フォルダ移動を意味し、上記のコマンドは「C:\Java演習」フォルダを参照することを指示します。 MS-DOSコマンド一覧はこちら


次に「javac Hello.java」と入力し、Enterを押下します。


すると「C:\Java演習」フォルダに「Hello.class」が出力されます。 コンパイルできましたので、Javaを実行します。

■Javaクラスをコマンドプロンプトで実行

コマンドプロンプトに「java Hello」と入力し、Enterを押下します。
すると、Javaが実行され「はじめてのJava実行」が出力されました。 Javaファイルに記述していた「System.out.println」により文字列が出力されています。 「public static void main」は、公的に戻り値なしで呼び出されること意味しますが、最初は、あまり深く考えなくて問題ないと思います。

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