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ローカル変数　- Javaにおけるローカル変数の基本 -

  • ■メソッドのローカル変数とは？

    ローカル変数とは、プログラム中のあるメソッド内で宣言された変数で、宣言したメソッド内でのみ有効な変数をいいます。 逆に、プログラム内のどのブロックやメソッドでも有効な変数をクラス変数といい、同名のローカル変数とクラス変数があった場合、ローカル変数が宣言されたブロック内であればローカル変数の値が参照され、それ以外ではクラス変数の値が参照されます。

    ローカル変数は、プログラムの「{」と「}」の間（ブロック）を抜けてしまうと、保持している値がクリアされてしまいます。 場合によっては不便だと感じるかもしれませんが、値がクリアされる特性を利用することで、活用する幅が広がります。 また、ローカル変数には不要なメモリを消費しないという利点もあります。 ローカル変数とクラス変数を、臨機応変に使い分けることが重要です。


    ■メソッド内でローカル変数を利用する

    以下のプログラムを入力して、実行してみてください。

    サンプルソースコード 
    class sample {
	public static void main(String args[]) {
		int aaa = 1;
		System.out.println( method(aaa) );
		System.out.println( method(aaa) );
		System.out.println( method(aaa) );
	}
	static int method(int num){
		int kekka = 0;
		kekka = kekka + num;
		return kekka;
	}
}

    実行結果として、上から「1、1、1」が出力されます。 「kekka」は、「method」が呼び出される毎に初期化され「0」になります。 何度呼び出しても、「0 ＋ 1」の結果が返されて「1」が表示されます。 この「kekka」をメソッドのローカル変数と呼びます。

    次は、クラス変数について説明します。


    » 次ページ「クラス変数の基本と利用方法」


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