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intとdoubleの型変換 - 基本型どうしのキャスト -

  • 基本型どうしをキャストするときの規則

    このページでは、プログラマが意図的に行う基本型の型変換(キャスト)について説明します。 プログラマが意図的に基本型の型変換をする場合でも、暗黙的な型変換と同様に基本型を型変換する際の規則に従う必要があります。 規則に従わないと、コンパイルエラーになり、「精度が落ちている可能性」のメッセージが出力されます。


    基本型どうしのキャスト

    前のページで基本型の型変換は、型の領域を拡大することのみが許可されていることを説明しました。 基本型どうしをキャストするには、「(変換できる型)変換元の変数;」と記述します。 サンプルプログラムを掲載しますので、参考にしてください。

    サンプルソースコード
    class sample {
    	// intからdoubleへ変換
    	public static void main(String args[]) {
    		int x = 100;	// 変換元の変数
    		System.out.println("キャスト前:" + x );
    		
    		// (変換できる型)変換元の変数;
    		double y = (double)x;
    		System.out.println("キャスト後:" + y );
    	}
    }
    

    「double y = (double)x;」の「(double)」を省略しても、Java実行環境により暗黙的に型変換がされるので、処理結果は同じになります。 ただし、明示的に記述した方がより丁寧な記述となり、他の人が見ても分かりやすいでしょう。

    下記のように、byteからfloatへの型変換も同様に記述します。

    サンプルソースコード
    class sample {
    	// byteからfloatへ変換
    	public static void main(String args[]) {
    		byte x = 100;	// 変換元の変数
    		System.out.println("キャスト前:" + x );
    		
    		// (変換できる型)変換元の変数;
    		float y = (float)x;
    		System.out.println("キャスト後:" + y );
    	}
    }
    

    実際の開発現場では、プログラマが意識して基本型どうしのキャストをする機会は少ないと思います。 チームなどを組んで複数人で開発する場合、プログラム内に数値のデータ型が複数あると不便なので、データ型をなるべく統一することが多いと思います。 型が統一されていると従来の数値型から別の数値型へキャストする機会がほとんどなくなります。 次ページ以降に掲載している、数値と文字列の型変換の方が使用頻度は高いでしょう。

    次ページでは、int型(基本型)とString型のキャストについて説明します。



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