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ObjectとStringの型変換

  • ObjectとStringについて

    Objectは参照型であり、クラス階層のルートです。 すべてのクラスは、スーパークラスとして Object を持ちます。 Stringは参照型であり、文字列を扱う型(クラス)です。 Stringは基本型と異なり、文字列を扱うクラスとしてJavaのAPI(「java.lang」パッケージ)に定義されています。 APIの中でも「java.lang」パッケージは、プログラム言語の設計にあたり基本的な機能を提供するので、特に重要なクラスと言えます。


    ObjectとStringの型変換

    ObjectとStringは、ともに参照型なので、Stringの値”ABCD”などの文字列をObject型の変数に、直接代入することができます。 ObjectとStringの型変換については、Objectとプリミティブ型の型変換より理解しやすいでしょう。


    ObjectからStringへの型変換

    以下のサンプルプログラムでは、ObjectからStringへ型変換しています。

    サンプルソースコード
    class sample {
    
        public static void main(String args[]) {
    
            Object obj = "キャスト";
    
            String str = obj.toString();
    
            System.out.println( str );
        }
    }
    

    StringからObjectへの型変換

    以下のサンプルプログラムでは、StringからObjectへ型変換しています。

    サンプルソースコード
    class sample {
    
        public static void main(String args[]) {
    
            String str = "キャスト";
    
            Object obj = str;
    
            System.out.println( obj );
        }
    }
    

    次ページには、キャストに関する練習問題を掲載しています。