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■インスタンス化とは?
インスタンス化とは、クラスをアクセス可能にして、クラスを利用できる状態にすることです。 初期化と言い換えることもできます。 インスタンス化(初期化)しないと、呼び出し元クラスから他のクラスを利用できません。
クラスをインスタンス化すると言うと、特別なことをするように思えますが、Javaプログラムに「new」と記述した覚えはありませんか。 この「new」こそがインスタンス化を意味しています。 Stringは基本型と異なり、Javaの「API」に定義されているクラスです。 「new String」は、このStringクラスをインスタンス化(初期化)していることになります。
■クラスをインスタンス化する
まずは、以下のように「sampleA」と「sampleB」の2つのクラスを作成してください。 2つのクラスを写真のように、1つのフォルダに保存して、コンパイルしてください。 コンパイルしたら「main」メソッドがある「sampleA」を実行します。
サンプルソースコード class sampleA { public static void main(String args[]) { // sampleBクラスをインスタンス化する sampleB aaa = new sampleB(); // sampleBクラスのmethodを呼び出す aaa.method(); System.out.println("sampleAです。"); } } class sampleB { void method(){ System.out.println("sampleBです。"); } }
実行結果として、「sampleBです。」が先に出力され、後に「sampleAです。」が出力されます。 まず、「sampleB aaa = new sampleB()」と記述することで、「sampleBクラス」をインスタンス化して、利用可能にします。 書式は「sampleB【対象クラス名】 aaa【任意の変数名】= new sampleB【対象クラス名】」となります。 「new」は新しくインスタンスを作成することを意味します。 次に、「aaa.method()」と記述することで「sampleB」クラスの「method」を呼び出します。 なお、変数に代入せずに「new sampleB().method()」と記述しても同じ結果になります。
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