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大規模なシステムでクラスを分割する利点

  • なぜ、大規模なシステムはクラスを分割して開発するのか?

    短く小さい単一のプログラムでは複数のクラスは必要ないように思えますが、複数の長いプログラムからなる大規模なシステムなどは、単一のクラスで構成することは極めて困難です。

    例えば100の機能があるプログラムを作成するとします。 コレを1つのクラスにまとめてしまうと、100の機能全てを1人が担当することになり、1人でプログラミングしないといけません。 機能ごとに100のクラスに分けて開発すると、100人が並行してプログラミングすることができます。

    機能ごとにクラスを分割しておくことで、これまでのクラスを再利用し易くなります。 クラスを再利用することで、開発効率が格段に上がります。 処理に何か変更を加えたいと思ったときには、変更したい処理をするクラスのみを修正すればよいのです。 逆になんでもかんでも1つのクラスに入っていては、変更、修正が大変になってしまいます。

    システムは構築したら、そこで終わりではなく、機能の拡大やメンテナンスを継続して行う必要があります。 機能ごとにクラスを作成した方が、トラブルの原因を特定しやすく、修正や改訂の範囲が限定されるので作業効率が上がります。

    以上のことから、クラスを細かく分けることは、複数の人と協力して開発する場合に、極めて有効であることは想像にかたいと思います。 Javaプログラマーにとって、複数のクラスを利用することは必須となりますので、一緒に頑張っていきましょう。





Java複数クラス入門
書籍の紹介
  • Java ポケットリファレンス
    Java ポケットリファレンス
    発売:2011/03/25
    定価:2,709円
    著者:高江 賢
    出版:技術評論社
    内容:ベーシックだけど忘れてしまいがちな情報をコンパクトなサイズに凝縮し、「逆引き形式で目的からすぐ探せる」「サンプルコードを見ながら具体的な実装のイメージがつかめる」特徴で現場に欠かせない1冊です。